株式会社Yogibo

代表取締役会長 木村誠司 退任のお知らせ

代表取締役会長 木村誠司 退任のお知らせ

 このたび、株式会社Yogibo 代表取締役会長 木村誠司は、2025年5月31日(土)をもちまして、同職を退任いたしましたことをご報告申し上げます。昨年報道されたパワーハラスメントに関する一連の報道を受け、弊社および木村は現在も法的対応を継続しております。その一方で、レピュテーションリスクへの迅速かつ適切な対応を図るべく、木村本人の判断により、取締役を辞任する決断に至りました。

株式会社Yogibo(以下、Yogibo)はこれまで、「ライフスタイルを変えるブランド」として多くの皆さまにご支持いただきながら、日本市場での成長を礎に、2021年にはアメリカ本社の買収を果たし、真のグローバルブランドとして新たなフェーズへと歩みを進めてまいりました。現在は、さらなる世界展開に向けて、組織体制の強化と新たなグローバル市場を視野に入れた事業拡大を本格的に推進しております。

私たちは今、世界中の顧客一人ひとりの暮らしに寄り添い、心地よさだけでなく感動や驚きをも届ける、新たなライフスタイル体験の創出に取り組んでいます。

未熟な部分もまだ多くございますが、これまで以上に進化していくYogiboに、引き続き日本の皆さまのあたたかいご支援を賜れましたら幸いです。

以下に、木村より皆さまへのご挨拶を掲載いたします。

<ご挨拶>

 この度、株式会社Yogiboの代表取締役会長を退任する運びとなりました。独立より約30年にわたり経営に携わってきた会社を、自らの意思で離れる決定をいたしました。

20歳で始めた古着屋から私のビジネス人生はスタートし、そこから古着のECでインターネットの世界へ入りました。その後2002年に株式会社ウェブシャークというITベンチャー企業を設立し、アフィリエイトプログラムASP「電脳卸」を立ち上げました。

それから12年後、2014年にYogibo日本総代理店となり、その後2021年12月に米国Yogibo本体を買収し世界企業への第一歩を踏み出すことになりました。

しかし順風満帆に見える成長ストーリーもその内実は幾度もの危機があり、ギリギリの状況で乗り越えたような出来事も幾度となくありました。実際はヒヤヒヤしながら経営を続けてきたというのが正直なところです。

そのような中で、数多くのお客様からのご支持によるYogibo事業の成長と認知度の向上などにより、身の丈を超える有り難いご評価をたくさん頂きました。しかしそれと同時に、悪意を感じるお話しなども発生し経営上の問題となりました。

Yogiboを愛し、その成長を後押しするのが私の仕事です。しかしそんな私がYogiboの成長を阻害していては本末転倒です。そのような理由からこの度、代表取締役会長の退任を決意した次第です。

現在までにテレビCMやスポンサー活動など様々なマーケティング施策を実施して参りましたが、今回の退任発表を私の株式会社Yogiboにおける最後のマーケティングにしたいと思います。

実際、私は会長になったタイミングから既に現場からは退いておりました。現在は社長の井形を中心にYogiboは素晴らしい人材に囲まれており、私以上の活躍を見せてくれております。ですからむしろ私の退任以後は更に素晴らしいYogiboになるものと期待しております。

一軒の古着屋さんから始まった私の商売人生は大体10年に一度のペースで様変わりします。Yogiboも現在11年目を迎え、ある意味で非常に良いきっかけを頂いたなとポジティブに考えております。

Yogiboはもう立派に成長を続けております。今後の成長は優秀な後進メンバーに託したいと思います。きっと今まで以上に素晴らしい展開を見せる事でしょう。「仕事は遊び」という弊社の精神を胸に是非大いに楽しみ、そして挑戦し、頑張って頂けたらと思います。

私もまた別の場所で新しい遊びを見つけて次の10年を楽しみたいと思います。

次の遊びとして、不当な中傷に苦しむ方々を支援するための、新しい仕組みのプラットフォームを構想中です。悪意ある嘘が裁判などの正式な手続きを踏まず、世論によって左右される世の中を少しでも進歩させるお手伝いが出来たらと考えております。

その他、Yogiboで得た知見を活かし、日本の素晴らしい技術やサービスを世界に向けて発信できるような付加価値づくりのご支援や経営支援なども行いたいと思います。

これからも変わらず、自分に出来ることを通じて日本や世界の未来をより明るく、より発展するようなお手伝いが出来たら、そんな想いを胸に、新たな一歩を踏み出したいと思います。

以上をもちまして、私の退任のご挨拶とさせて頂きます。どうぞ今後ともYogiboをよろしくお願い致します。末永くご愛顧頂ければ幸いです。30年間ありがとうございました。すべての皆さまへ、心より感謝申し上げます。

木村誠司