株式会社Yogibo

早稲田大学協賛産学連携プロジェクト|Yogiboが睡眠に与える影響

早稲田大学協賛産学連携プロジェクト|Yogiboが睡眠に与える影響

働き方改革における、Yogiboの可能性について

快適すぎて動けなくなる魔法のソファ「Yogibo(ヨギボー)」を展開する株式会社Yogibo(代表:木村誠司/以下、「Yogibo」)は、Yogiboが実際に睡眠に与える影響を調査すべく、早稲田大学 スポーツ科学学術院 スポーツ神経精神医科学研究室(准教授:西多昌規(にしだ まさき)、以下西多研究室)との産学連携プロジェクトによる共同研究を実施いたしました。

労働生産性の向上に向けて

Yogiboは労働生産性の向上に向けて「働き方改革」政策の実施支援を目指します。
日本の人口は2008年をピークに減少(*1)をたどり、生産年齢人口の減少から労働力不足が懸念されております。その解消法の1つとして労働生産性の向上が挙げられますが、Yogiboは生産性向上に向けて「パワーナップ(*2)」に着目し、今回の共同研究において”Yogiboでの睡眠がパワーナップに適するかどうか”を科学的な面から検証を行いました。

*1:引用元 内閣府 第2章 人口・経済・地域社会の将来像
*2:パワーナップ(Power nap)とは、「パワーアップ」と「ナップ(昼寝)」をかけ合わせた造語で、「15~20分程度の昼寝」のことを指します。

Yogibo☓早稲田大学(西多研究室)共同研究テーマ
~Yogiboが睡眠に与える影響~

本研究では、[血圧/脈拍/睡眠脳波/自律神経/ストレスなど]を計測対象とし、実際にYogiboで睡眠した際の効果を検証。 また、異なる睡眠環境でも同様の検証、Yogibo Maxと形状が類似したウレタン製ソファで仮眠時の[睡眠脳波/自律神経/ストレス度合いを比較・計測]を実施。Yogiboが睡眠に与える影響を検証。それらとの比較を行った結果、Yogibo Maxで仮眠を取ったときの方が、筋肉の緊張度合いが軽減され、ストレス指標も低くなることが分かり、Yogibo Maxは仮眠に適したアイテムである可能性が示唆される結果となりました。
【本研究論文:ビーズソファが仮眠に与える効果についての理学的研究

-研究の様子-

<研究方法>
STEP1:両側僧帽筋・腹斜筋の筋電図を計測
STEP2:仮眠中の心拍変動を記録・解析

※調査概要
被験者:学生を中心とした若年者 男女15名
試験品:Yogibo Maxと形状が類似したウレタン製ソファ

STEP1:筋肉の緊張度合いの軽減
計測対象を両側僧帽筋・腹斜筋の筋電図とし、寝返り時の筋電図と筋表面の微細な筋活動の分析を行いました。その結果、Yogiboの方が筋肉の動き幅が少ないことが分かり、特に僧帽筋に優位差がみられ、頸部・肩の筋肉が緊張せずに休めていることがわかりました。Yogiboの体にフィットする特徴が筋肉の緊張度合いを軽減していることが考えられます。

STEP2:ストレス指標の軽減
仮眠中の交感神経、副交感神経、交感神経/副交感神経のバランス値(LF/HF)の3項目の測定・解析を行いました。その結果、Yogibo利用時の方が仮眠時の交感神経値の活動量が少なく、交感神経/副交感神経のバランス値(LF/HF)も低いため、自律神経バランスが整いリラックスして休めていることがわかりました。

研究結果について|西多 昌規 准教授

Yobigoでは、比較対象用のソファに比べて、首や肩周囲の筋肉の緊張が低いことが示されました。
これは、柔軟性だけでなく、姿勢合わせて形状が自動的にフィットする性質が、筋緊張を和らげるのに奏効していると考えられます。
また自律神経からの側面からみると、Yogiboと比較用ソファでは、仮眠直前の目が覚めているときのバランス値は同程度ですが、仮眠中のノンレム睡眠においては、Yogiboのほうが比較用ソファと比べ、バランス値が優位に下がっています。すなわち、Yogiboで仮眠をとった方が、自律神経のバランスが整い、リラックスした状態で仮眠できると言えます。

プロフィール

早稲田大学 スポーツ科学学術院 スポーツ神経精神医科学研究室 准教授 及び早稲田大学睡眠研究所 所長:西多 昌規

(詳細プロフィール)

わたしは精神科医かつ睡眠科学の研究者として、睡眠障害や発達障害の診断治療とともに、アスリートのコンディショニングやメンタルヘルスの診療・相談や研究も行っています。トップレベルのアスリートから一般の人たちも含めて現代人は、睡眠不足に悩んでいる人が少なくありません。睡眠の知識と経験を役立て、健康増進・疾病予防だけでなく、ウェルビーイングを高めていけるような、社会に還元していける活動を行っています。

(西多研究室 詳細)